愛媛大学基金 EHIME UNIVERSITY FOUNDATION -愛大(あいだい)基金-

愛媛大学 EHIME UNIVERSITY

学長挨拶

愛媛大学は、明治9(1876)年に設置された愛媛県師範学校をはじめ各種の高等教育機関を統合し、昭和24年に新制国立大学として発足して以来、地域の学術研究の拠点として、知的・文化的水準の向上に貢献するとともに、さまざまな分野で活躍する10万人の有為な人材を世に送り出してきました。平成31年には創立70周年を迎えようとしています。

現在、7学部6大学院を合わせて約10,000人の学生(うち留学生約 300人)を擁する総合大学として、「輝く個性で地域を動かし世界とつながる大学」をビジョンに掲げ、地域社会の発展を牽引する人材の育成に取り組んでいます。

平成28年4月の教育改革では、地域社会が求める人材を育成するため、新しい学部「社会共創学部」の設置、法文学部、教育学部、農学部の改組など開学以来の大規模な改革を行いました。平成29年度には医学部、平成31年度には理学部・工学部等の改革も計画しております。

一方、本学の教育、研究を支える財政面では、平成16年の法人化以降、国立大学への運営費交付金が毎年削減され、現在、本学においても極めて厳しい財政状況にあります。具体的には、本学の運営費交付金は、平成16年の法人化時に比べ、約20億円の減額となっており、教育研究水準を維持することが困難な状況となりつつあります。

地域に立脚する大学として、教育改革の成果を着実に上げ、教育研究、社会・国際連携、地域医療の推進等を通して人材育成の機能を強化していくためには、財政基盤の構築が不可欠です。これに対応して、本学におきましては、ポイント制導入による教員人件費の管理、学長戦略経費の新設など、財政再建、経営の効率化に向けた『改革』に着手しています。さらには、四国TLOと連携した知的財産の活用、共同研究・受託研究の活性化をはじめ、間接経費の部局配分増などにより外部資金の増加に向けた取組みを積極的に進めています。

しかしながら、今後、地域の知の拠点として、教育研究レベルを維持、向上させていくためには、運営費交付金に依存しない方向への財政的基盤のシフトが不可欠です。このような事情を背景に、今年4月1日に「愛媛大学基金」を創設しました。

愛媛大学の将来を考えたときに、中長期的に安定した財政基盤の強化、基金の充実等は喫緊の課題となっています。卒業生の皆様をはじめ、教職員、個人、企業・団体等の皆様におかれましては、『愛媛大学基金 - 愛大(あいだい)基金 -』への温かいご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

平成28年4月

国立大学法人 愛媛大学 学長 大橋裕一