えみか夢基金

愛媛大学の様々な取組に幅広く活用しています。

地域定着促進特別奨学金
えみか夢基金を活用して、愛媛県内の企業等に就職する強い意欲のある学生を支援する給付型の奨学金です。

  • 社会共創学部 4年 興梠 真琴

卒業後は松山市で消防官として勤務し、安心・安全なまちづくりに貢献したいと考えております。地元は他県ですが、大学での学びや課外活動を通して愛媛県民の皆様の温かさや豊かな自然に触れ、この地域の魅力を強く感じました。そのような経験から、愛媛をこれからも守り支えていきたいと思い、県内での就職を志望しました。就職活動中はアルバイトの時間を減らさざるを得ず、経済的な不安もありましたが、奨学金のご支援のおかげで安心して活動に専念することができました。寄附者の皆様のご厚意が大きな力となりましたことを心より感謝申し上げます。これからは愛媛の素晴らしい魅力や地域を守る立場として、地域社会の発展に尽力してまいります。

  • 理工学研究科 修士課程2年 西本 晴馬

私は愛媛県で生まれ育ち、地元での暮らしを通して、地域とのつながりの大切さを実感してきました。そのような中で、今後どのような形であっても地元に貢献できる人材になりたいという思いから、この奨学金に応募しました。いただいたご支援により、研究や就職活動に専念する時間を確保することができ、非常に充実した学生生活を送ることができています。今後は、広い視野を持ち、学んだことを愛媛に還元できるよう努力してまいります。このような貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。

就職活動支援

  • 就職支援課 職員

いただいたご寄附を活用して、就職支援システム「愛媛大学就活ナビ」を導入することができました。求人票の自動配信によって、学生への情報提供が迅速になり、閲覧可能な求人数が従来の約10倍に増加しました。また、就職相談の予約方法が当日の電話受付からWEB事前予約へ移行されたことで予約が取りやすくなり、相談件数が例年と比べて増加しています。さらに、履歴書のデータ化や先輩の就活体験記の配信といった機能の活用によって、学生の就職活動が一層活発になりました。皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。今後も、学生がより利用しやすい環境づくりを進め、就職支援の充実に努めてまいります。

災害復旧支援(令和6年11月2日 大雨災害)

  • 教職員 一同

大学本部棟の地下室をはじめ、複数の施設で浸水被害が発生しました。復旧のためのご支援をお願いさせていただいたところ、令和7年4月30日までに約1,100万円もの多大なご寄附を賜りました。貴重なご芳志は、地下室の受変電設備の地上への移転費や、被災した施設の清掃・消毒、廃棄物の処分等の経費に充当させていただきます。温かいご支援を誠にありがとうございました。

  • 共用施設利用学生団体 一同

大学付近の川が氾濫し、部活動やサークル活動の場である第1・第2共用施設の周辺が被害を受けました。玄関ポーチに泥やゴミが流れ込んだり、排水溝に汚泥が溜まったりして、施設周辺が汚染されました。しかし、基金のご支援により迅速に清掃・消毒作業を行うことができ、施設はきれいに復旧しました。再び安心して利用できる環境を整えていただき、心より感謝申し上げます。今後ともご支援くださいますようお願い申し上げます。

浸水した大学本部の様子

未来教育基金

経済的な理由で修学が困難な学生及び障害のある学生への支援に活用しています。

修学サポート奨学金
未来教育基金を活用して、家計支持者の死亡・失職・傷病などの特別な理由で経済的な困窮に陥った学生を支援する給付型の奨学金です。

  • 農学部 4年

父が病気で入院し、治療やリハビリに励み退院に至りましたが、以前と異なる仕事をせざるを得なくなり、収入が大幅に減少しました。このような状況の中、奨学金のご支援をいただいたおかげで、勉学や就職活動、卒業論文の執筆に集中することができました。支援してくださった全ての方々に深くお礼申し上げます。

若手研究者支援基金

次世代のイノベーションを担う学生や若手研究者の研究活動の支援に活用ています。

  • 理工学研究科 博士後期課程1年 松田 光平

研究課題:下部マントル最上部環境下における深発地震の再現実験
本研究は、若手研究活動支援事業の助成金により遂行できたものであり、心より感謝申し上げます。ご支援をいただいたことにより、深発地震の発生メカニズム解明へ向けた先駆的・挑戦的な実験を行うことができ、重要な成果を得ることができました。今後ともご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

  • 医学系研究科 4年 津田 貴史

研究課題:ブレイクダンスにおける主要動作が手部に及ぼす負荷の検証 ~圧力分布センサーシート、マーカーレスモーションキャプチャーによる解析~
若手研究者支援基金のご支援により、費用に制限を受けることなくスムーズに研究を遂行することができました。さらに、得られた成果を学会発表、論文掲載として形にすることができました。私の研究にお力添えをくださり、心より感謝申し上げます。引き続き責任をもって研究を継続し、ダンスシーンの公衆衛生をより向上させることで還元して参りたく存じます。

  • 連合農学研究科 博士後期課程1年 平田 峻也

研究課題:植物における普遍的なDNAメチル化編集技術の開発を目指して
温かいご支援を賜り心より御礼申し上げます。DNA メチル化の解析には、膨大な量のDNA 配列を調べる必要があります。皆様のご支援により高性能PC を購入することができ、研究を大きく前進させることができています。また、日本植物生理学会に参加し、研究成果の発表を行うことができました。ありがとうございました。

  • 農学研究科 研究員 高松 さくら

研究課題:香木・沈香の加熱による香気成分生成メカニズムの探索
本基金のご支援を頂いたことで、研究課題を大きく飛躍させることができ、加えて若手研究者として自身の次なるステップにつながる共同研究関係も構築することができました。貴重なご寄附を賜りましたことに厚く御礼申し上げます。

  • 紙産業イノベーションセンター 特定研究員 潟岡 陽

研究課題:製紙技術を応用した医療診断紙製デバイスの高機能化
本基金へのご寄附、ご支援をいただき誠にありがとうございました。本研究は医農工連携の研究であり、医学、特に予防医学を紙産業のものづくりによってつなぐ異分野の橋渡し的な研究となりました。本基金のお陰で開発デバイスの性能が大きく向上し、社会実装に近づいたと強く感じております。目標達成まで引き続き精進してまいりますので、今後ともご支援、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします

医学部支援基金

医学部及び附属病院の学生、研究者、医療従事者に優れた教育・研究・医療環境を提供し、医学医療の進歩に資することを目的とした基金です

  • 医学部 4年 冨岡 珠里

医学部学生団体「Fiore」は、医学部生の視野を広げ、学業や研究等に良い影響をもたらす契機を提供することを目的に活動しています。令和6年11月に学生主催の講演会を開催した際には、基金のご支援を受けて講師の先生方をお招きすることができました。講演を聴いて知的好奇心を刺激された学生たちが先生方と熱いディスカッションを展開するなど、貴重な機会となりました。ご支援くださった皆様に心から感謝申し上げます。

熱心に聴き入る学生たち

課外活動支援基金

愛媛大学の課外活動を幅広く支援することを目的とした基金です

  • 法文学部 4年 菅田 壮一郎

硬式野球部の活動に対し、基金という形でご支援を賜り誠にありがとうございます。ご支援のおかげで、バッティング練習用のネットを購入することができました。国立大学で野球に取り組む私たちにとって、設備の充実は決して当たり前のことではなく、部員一同、練習環境が改善されたことを大変うれしく思っています。購入した練習用ネットを活用し、目標である全国大会1勝を達成できるようより一層努力を重ねてまいります。今後とも応援くださいますようお願い申し上げます。

  • ヨット部一同

いただいたご支援によって、セール(帆)やマストなどの備品を購入させていただきました。ヨットは道具を使うスポーツです。その中でもセールは、ヨットを速く走らせるためにとても重要で、レースの結果に大きく影響します。しかし消耗が激しく、私たちだけでは更新が間に合っていませんでした。今回ご支援を賜り、自信をもって戦える環境を整えていただけたことに、部員一同とても感謝しております。このご支援を力に、全日本インカレに出場し好成績を収めるという目標に向かって、これからも努力してまいります。今後とも応援くださいますようお願い申し上げます

デジタル情報人材育成基金

今後のデジタル社会の基盤をなす人材を育成することで、地域の発展を目指すことを目的とした基金です。

  • 理工学研究科 博士後期課程2年 岡本 悠

デジタル化が加速する現代において、社会や研究の現場で求められるスキルとしてAIに関する実践的な知識が自分にも必要となると感じ、本基金を活用した奨学金に応募しました。ご支援いただいた資金を使って「AIエッジシステムエキスパート養成講座」を受講し、AIの基礎知識からシステム構築、グループでのシステム開発方法まで、幅広い内容を学ぶことができました。こうした貴重な学びの機会をいただけたのは、寄附者の皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。これからは講座で得た知識を活かして研究を深め、博士後期課程を修了することで、社会で活躍できる研究者を目指して頑張っていきます。

太陽石油奨学金

学習・研究意欲がありながら経済的事情で学業に専念できない学生を支援することを目的とし、その中でも就職活動が始まって経済的に最も厳しい状況にあると思われる学部3年次生(医学部医学科は5年次生)・大学院1年次生を対象に、年間の授業料相当額を支援する給付型奨学金です。(冠事業)

  • 理工学研究科 2年 大堀 康太郎

生活費の困窮で研究時間が削られて学術的挑戦を諦めかけていたところ、奨学金のご支援により家計が安定し、データ収集や実験に没頭することができました。そのおかげで、東京で開催された学会において初めて口頭発表を行い、研究者の皆様から助言を得ることができました。この貴重な機会が、私の大学院生活を大きく前進させてくれました。卒業後はAIを活用したシステム開発の技術職に就き、研究成果を社会に還元していきます。寄附してくださった企業様の温かい志に心から感謝いたします。

  • 農学部 3年

大学3年生となって就職活動や研究活動が始まる中で、生活費を稼ぐ時間の確保が難しく、奨学金の申請に至りました。奨学金のご支援のおかげで、アルバイトの頻度を減らし、就職活動や研究活動に専念することができました。自分が納得できる形で就職活動を終えることができたのは、奨学金のご支援があったからだと実感しております。残りの学生生活も研究活動に尽力し、持続可能な社会発展に寄与できるよう励んでまいります。

愛媛銀行海外留学応援奨学金

長期海外留学をする学生が、留学先で充実した環境のもと勉学に励むことができるよう支援することを目的とした給付型奨学金です。(冠事業)

  • 法文学部 4年 村上 颯野

アメリカ留学で様々な経験をし、学び、多くの思い出を作ることができました。現地の授業では、日本よりも学生が積極的に自分の意見を述べたり、質問をしたりする姿がとても印象的でした。その姿勢に刺激を受けて、自分自身も主体性を持って行動する力を養うことができました。留学をサポートしてくださった寄附者様や先生方、家族や友人に心より感謝申し上げます。どれか一つでも欠けていれば実現できなかったと思います。この貴重な経験を、今後の私自身の成長に活かしていきます。

授業の様子

コンピューターシステム株式会社 コロナに負けるな!学生応援奨学金事業

コロナ禍における外国人留学生の渡日や、日本人学生の留学を支援する給付型奨学金です。(冠事業)

  • 法文学部 2年 佐伯 水穂

留学を決意してから出国までの期間が短かったため、十分に準備することが難しく、特に資金面において留学生活に大きな不安を抱えていました。しかし、寄附者様から温かいご支援を賜りましたおかげで、安心して現地での学びに専念することができ、深く感謝しております。「中国語で書かれた一次資料を読めるようになる」という目標も達成することができました。今後は、愛媛・日本・中国の懸け橋となれるよう、より一層勉学に励んでまいります。

  • 法文学部 4年 上田 綾乃

コロナ禍でスタートした大学生活は、入学式もできず、ほとんどがリモートの授業で、遠くのものよりも目の前のことに集中するほかない状況でした。しかし、台湾へ留学できたおかげで、大学生活の締めくくりにふさわしい貴重な経験をすることができました。長期の留学は多くの人が経験できるものではなく、今回このような機会に恵まれたのは、寄附者様の援助あってのことです。心より感謝申し上げます。留学で得た力をもとに、卒業後も周囲の人々や社会全体に貢献していきたいと思います。

関奉仕財団留学支援奨学金

外国人留学生や留学を希望する学生が、学業に専念できるよう支援することを目的とした給付型奨学金です。(冠事業)

  • 法文学部 3年 岡 千陽

知らない土地での生活は不安でしたが、韓国への留学前から帰国まで様々な方にサポートしていただき、無事に留学生活を終えることができました。奨学金をいただいたおかげで大変充実した留学生活を送ることができ、心より御礼申し上げます。日本と韓国という距離が近い国同士でも、文化や考え方などの違いがあり、今までの当たり前がそうではなかったことに戸惑うこともありました。しかし、日本の文化や歴史だけでなく、自分の将来について改めて考えるきっかけになりました。留学生活で楽しかったことや大変だったことの全てが、自分の成長につながる貴重な時間でした。この経験を今後、自分のキャリアに活かしていきたいと思います。

授業での発表の様子

中嶋家(中嶋洋及び先祖のおもひ)研究基盤整備支援事業

研究設備・機器のうち、故障や経年劣化で正常に動かなくなったものや、稼働が停止するおそれがあるもの等について、修理や改修を支援する事業です。(冠事業)

  • 研究・産学連携推進機構・学術支援センター長  山下 政克

愛媛大学研究・産学連携推進機構学術支援センターは、共同利用施設として愛媛大学の教育・研究の支援を行っています。そのため、センターの機能を最大限に発揮することが大学の研究・教育を遂行する上で必須ですが、財源不足により一部の研究設備・機器については修理することができず、利用できない状態となっていました。この度ご寄附をいただいたことで、令和6年度は6件の設備・機器を修理し、研究・教育を活性化することができました。一例を挙げますと、マウス/ラット飼育用セーフティラックを修理したことにより、免疫不全動物を適切な無菌環境で継続的に安定飼育することが可能となりました。これにより、既存ユーザーの利用促進、新規ユーザーの開拓による利用件数の増加が見込まれるだけでなく、研究活動の推進・最先端研究の支援拡充が期待できます。本事業は令和10年度まで継続することになっており、今後も研究設備・機器の修理等を通じて本学の研究環境の改善を図り、研究活動を支援していきたいと考えています。

クラウドファンディング

  • 医学部 4年 柴崎 瞳

プロジェクト名:命を救うヒーローを増やそう!-医学生たちの挑戦-

ご支援くださった全ての方々に心より感謝申し上げます。クラウドファンディングの期間中、毎日寄せられる応援コメントやメッセージに何度も背中を押されました。ご支援のおかげで目標額を達成することができ、心臓マッサージ訓練用の人形とAEDを購入することが可能となりました。より多くの方々に質の高いBLS(一次救命処置)体験を届け、命を守る力を社会全体に広げていく活動を前進させることができます。「一人でも多くの命を救う力を、もっと多くの人に届けたい」という強い思いで、これからも責任を持って活動を続けてまいります。

ギビングキャンペーン

令和6年10月、学生の課外活動の支援を目的としたオンラインチャリティイベント「Giving Campaign(ギビングキャンペーン)」を開催しました。学生が主体となってサークル活動等に対する支援を募るイベントで、参加者は応援したい学生団体への投票のほか、応援メッセージや寄附による支援を行うことができます。たくさんの卒業生や地域の皆様にご参加いただき、6,870票の応援投票と約150件のご寄附をいただきました。

  • 社会共創学部 3年 小野下 美由紀(漕艇部)

私たちの活動にご支援を賜り、誠にありがとうございました。これまで遠征費や備品購入の資金確保に苦慮しておりましたが、皆様の温かいご寄附のおかげで、高速道路料金やガソリン代の補助、不足していた艇の部品やビデオカメラの購入が可能となり、活動環境が大きく向上しました。今後は四国大会優勝、さらには全国大会入賞を目指し、部員一同いっそう努力を重ねてまいります。ご支援に心より感謝申し上げるとともに、今後とも変わらぬご声援を賜りますようお願い申し上げます。